« ステップ | トップページ | 会計情報は株式投資に使えない »

2005年10月25日 (火)

ホワイトバンドは買ってはいけない

 ホワイトバンドはご存じですよね。「ほってはおけない、世界の貧しさ。3秒に一人の子供が貧困のためになくなっています」。ということで、バンドを1個300円で売るのです。中田英寿、中村勘三郎、村上龍などの著名人が、指をぱちんとならし、宣伝してます。ホワイトバンドで、貧困問題は解決するでしょうか。私は解決できないと確信してます。何の役にも立たない。この問題を会計的視点から考えましょう。
 サニーサイドアップ(以下サニー社)の次原悦子社長は、欧米でのこの運動を知り、「良い金儲け」の手段だと思ったのでしょう。株式会社は「営利を目的とする」のでサニー社で製造販売そして、同社が選んだNGOに寄付をする。稲森和雄さんは、「値決め」は経営だと書いてます。この300円、アメリカでは1ドルですが、1ドルでは利幅は少ない。500円だと高すぎると判断したのでしょう。見事な値決めだと思います。恐らく次原さんは、このバンドが長続きしないと考えたのでしょう。で、宣伝のコマーシャル。ここで利益なのですが、税法上の所得をきちんと払えば、商法上の利益は、従業員や経営者のふところに入っても、問題にならない。利益なんて、なんとでも操作できる。売上原価や販売費・一般管理費を事前に、サニー社はグラフで書いていますが、あくまでもサニー社の建前の想定です。週刊文春で次原社長は、「資金繰りが苦しい」って述べていますが、利益と資金繰りとは違う。今は苦しくても、資金はやがては入ってくる。ホワイトバンドを買っている限りは。でもそうでない場合は、多額の在庫を抱えて、サニー社が倒産というのもありえると思います。
 買っている人が、私は問題だと思います。そういえば、鈴木宗男候補がつけていました。娘さんのすすめであまり考えずにしていると思いますが。買っても貧困の解決にはならない。そのことは、今ではそのことを知って買っている人もいるでしょう。私は貧困問題を解決しようと主張はしていると。だったら、サニー社から買う必要はなく、サニー社がいう「偽物」でもかまわないのです。そもそも、ホワイトバンドが「白い布を巻く」ことから始まってのですから。
 そもそも、寄付で貧困が解消されるのでしょうか。100円あれば、ワクチンが買える。その100円でミネラルウォーターを飲む。やめて、ユニセフでも寄付すれば。貧困は 解決するのでしょうか。ホワイトバンドよりユニセフへの寄付がいいとは思いますが。貧困問題は南北問題と置き換えていいでしょう。これは、解決が難しい。で、それに対して、ホワイトバンドは。私はつけている人を気持ち悪いと思います。その300円をユニセフに寄付したらと。このブームが早く過ぎ去り、サニー社に天罰が下りますように。

|

« ステップ | トップページ | 会計情報は株式投資に使えない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105121/6563250

この記事へのトラックバック一覧です: ホワイトバンドは買ってはいけない:

» 騙された!ホワイトバンド収益2億円は寄付ではなく、「NGOの活動... [水谷まちこのSPAM大好き!]
そのうち週刊誌でも特集あるんじゃないかな、これ。  寄付でなく、ホワイトバンド貧困救済効果は“まっ白”  わかりやすく言うと、「誰も寄付するなんて言ってないだろうが、ドアホが。俺の利益だ文句あるのかこの野郎」ということらしい。(怒!)騙されちゃったひと、...... [続きを読む]

受信: 2005年10月27日 (木) 18時25分

« ステップ | トップページ | 会計情報は株式投資に使えない »